進んでも、止まっても、悩みは尽きず、待っているのは絶望だ。
わたしは、自分の思いを口にすることが苦手だ。
どうしても厳しく、激しい口調になってしまい、相手を傷つけてしまう。
これを言ったら、絶対に傷つけてしまう、と予感していても、いつの間にかするっと出てきてしまって、予想通り相手を傷つけてしまって、絶望する。
自分が苦しいとき、限界まで頑張るのが辛い時、やっぱりここまで頑張っている人がいるから私も頑張らなくちゃ、といった思考に陥ってしまうことは地獄だ。
知らぬ間に黒い沼にはまり、抜け出すのに時間がかかる。そして抜け出したとて、ずっとそこにいるとまたはまっていくだけだから、上がるという作業が付随する。
おちると、ぬけだすのに苦労する。
そう思って、自分の中で基準を決めて、ここまで来たら無理をしない、頑張らないと決めても、なんだかぬるま湯につかっているようで気が気でない。
きっと、みんなは、私は、自分に甘い奴だと感じるのだ。
進んでも、止まっても、悩みは尽きず、待っているのは絶望だ。
こんな気持ち、誰とも分かり合えないだろうという中二病的な気持ちと、きっとみんなこんな感じで生きてんだろなという気持ちが、混ざり合う。
Age FactoryのFeel like shit todayを聴く。こんな気分もいつかは忘れていくのだろうか、この曲を聴いていると、何か浄化される気分を味わう。
大丈夫、と自分を抑えていても、どうにも抑えきれず、「しんどい」と独り言を言っている時がある。
辛さが極限になったとき、天国にいるあの子のことを思う。自らの意志で天国に行ったわけではないあの子のことを想像する。
だけど、やっぱり。
みんな今日を忘れていくのだろうか。
「僕ら忘れていく 何もないから」
2022.5.13
三賀正気