9×9=81

気持ちが苦しい時、9×9=81と心の中で唱えるのが癖です。日々の思いを綴ります。

踊って終って、踊って始める。

 

 暗い気持ちのときにしか、文を綴ろうと思わないのは、それは私が、綴ることを一種のセラピーみたく捉えていて、ストレス発散にしているからなのだろうか。

気持ちが安定しているときは、何かを発散するのではなく、自己の内に留めておきたいと無意識に思っているからなのだろう。

 

 最近は、気付くことも多いけれどその分、自分がどれだけ誤った考え方や見方をしていたのかを実感する。私はそれを楽しいと思っていて、こういうことの繰り返しなんだろうなと思う。

 

 十代のまだ青々していたときに通用していたものが、だんだんと年を重ねるにつれて、規制されていき、もうそれじゃあ通用しないよな、と思うことが増える。人見知りとかが典型的なそれだ。ってか私は人見知りではない。がんばっても応えてくれないことの方が多いから、私はただ単に嫌われているだけなのだろう。映画のナルニア国物語2のヲタクっぽい男の子が女の子に話しかけている所なんか見てられない。私をみているようだし、二次被害的に傷付くから。だけど、それをこんなもんだよな、ですまさないといけない年齢になってしまった。こうやってみんな大人になっているのかもな、と思うし、案外大人って子供だよな、と最近考える。

 

 作者が女の人の小説しか読めなくなってきている。これはなぜか。気づいたら女の人だし、男の人が書いた作品は直近だと、「桐島、部活病めるってよ」しか記憶にない。

そのほかはなぜか手が止まったり、一ページ読むのに30分とかかかってしまうくらい、スピードが遅くなる。理由はわかっているはずだけど、なんとなくそれに気づきたくなくて、蓋をする。

 

 死は重いものだと痛感してはいるつもりだけれど、体験したことがないからか、「ちょっと死んでしみようかな」なんてありえないことを考えてしまう夜がある。そんなことは絶対にできないはずだけど。安易だな、とつくづく思うのだけれど。

 あたらしいとしだ。

 

 

 

「踊って終って、踊って始める」

 

 絶対1カ月もしないうちに忘れてしまうはずだけれど、スローガンをたてておく。

生きる希望と向き合うために。

 

 

 

 

 

2022.6.14

三賀正気