9×9=81

気持ちが苦しい時、9×9=81と心の中で唱えるのが癖です。日々の思いを綴ります。

私にとっては「本当に」辛いこと。

 

本当に辛いと思っていても、ふとそのことについて考えてしまうし、向き合っている自分がいる。

逃げたくて、逃げたくて、逃げたくてたまらないのに椅子に座り、机に向かっている自分がいる。

投げ出したくて、そっぽを向いておこうと思っていても、頭の片隅にそのことがこびりついて離れない。

辛くて、逃げたくて、投げ出したくても、涙が出る時もあれば、大笑いしている時もある。

楽しいと感じる瞬間に、それは「本当に」辛くて、逃げたくて、投げ出したいことなのか、と疑問が浮かぶ。

けれど、私の辛さは私の尺度でしか図れない。

私のことは私しかわからないのだから、私が辛いのだったらそれは「本当に」辛いことなのだ。

 

 

 

 

数学が苦手だ。

わからない問題に出会うと、気付いたら30分くらい考え込んでいる時がある。解説をみながらも考え続ける。

それが、すっきりわかったとき、その爽快さで数学が好きになる人もいるだろうけど、私からすると霧だらけの迷路をさまよい続け、やっと正解という名のゴールに辿り着くわけだから、ゴールに辿り着けたという安堵やもう二度と迷いたくない、という思いになる。

数学が得意な人には理解できないだろう。

 

 

 

 

「したいことがあるからしない人」と「したくないからしない人」。

両者は似ているようで全く違うな、と今日、何かをしている時に気付いた。

前者はなんかカッコいい。

後者は甘えているという印象を受ける(偏見だ)。

私は圧倒的に後者、と認めてしまうと甘えていることになるから、断言するのには躊躇する。

 

 

 

 

 

最近、映画館で映画を観れない。美術館で絵画をみれない。レンタルビデオ屋で何を借りようかワクワクしながら回れない。本屋で好きな作家の新刊が出てるかチェックできない。

したいけれど、できない。

できることなのに、できない。

 

 

 

 

明日は自分のノルマを達成できるだろうか。

今日も私の文章は暗い。

 

 

 

 

 

2022.04.15

三賀正気