都会。
一昨日から都会に足を運んでいる。
もう、ここに住んでから3年近くなるというのに、ここに全然馴染めていない。
人の波に急かされて、自分の生きるパワーか何かが吸い取られている気がする。
全部気のせいだと思うけれど、やっぱり都会に行くとすごく疲れてしまう。
別に何かを成し遂げたわけではなく、ただ単に道を歩いているだけなのに。
だから私は都会に向いていない。
ここにきて学んだことといえば、これくらいだろうか。
明日はそんな都会で着なれない服を着て、ビシッと決めてこなければいけない。
とても大切なことだから頑張らなくてはいけないけれど、どうしても頑張りたくない気がする。これは甘えかな?
みんなが頑張れていることが何一つ出来ていないような気がする。
将来設計も全然できていなく、思い描くのは現実とあまりにもかけ離れていることばかりだ。
だけど、将来になんのビジョンも思い描かず、生きていくことは何となく寂しく感じる。
それでもすべてを投げたしたくなるのだから、なんて我がままで馬鹿なんだろうと思う。
都会に行ったら、憧れていたあの人や映画の中の台詞のように「人がたくさんいるのが落ち着くんですよね。」なんてほざけるようになると思っていたけれど、全然そんなことはなく、むしろ毎日何かと戦って、落ち着くどころか視線を彷徨わせている。
結局、私はあの人にはなれないし、あの人の様な感受性を持ち合わせていないのだ。
明日のことを思うと今日は眠れないかもしれない。
どうだろう。案外スヤスヤ眠っていたりして。
足を動かして、表情筋を動かしていたらあっという間だ。時間は勝手に過ぎていくんだから。
2022.03.24
三賀正気